なぜマイケル・ジョーダンにとって2008年が「特別」だったのか。
2017年6月号で創刊20周年を迎える『STREET JACK』。そのバックナンバーを紐解きながら、当時の若者ファッションシーンを振り返ります。
移り変わりの激しいストリートのファッションシーンを
約20年に渡り追い続けてきた『ストリートジャック』。
約20年に渡り追い続けてきた『ストリートジャック』。
雑誌名こそ創刊当時から変わらないが、その中身は
時代の流れに合わせるように、大きく変化していった。
そんな過去のアーカイブスから、当時の時代背景や
ファッショントレンドが分かる“名物号”をピックアップ!
SJ CHRONICLE 1997-2017
【第10回】2008年4月号/後編
DATA
発売日:2008年2月24日
表紙:黒木メイサ
巻頭特集:春の「買っとけ!」300連発!!
さて、今から9年前の2008年。
ファッションシーンにおいて、ある一人の男が「特別な年」を迎えていた。
男の名は、マイケル・ジョーダン。
言わずと知れた不世出のバスケットボール・レジェンドであり、ファッションシーンにおいても彼のシグニチャーモデル「エアジョーダン」が今なお最新作が更新され続けている通り、「現在進行形」のアイコンでもある。
しかし彼のキャリアを振り返ったとき、すでに現役も引退し、出身のノースカロライナ州にできた新チームシャーロット・ボブキャッツの共同オーナーの一人となっていた時期、主だった活躍も活動もなかった、ように見える。
しかし、エアジョーダンというフィルタを通したとき、その「特別」さが顔をのぞかせるわけだが、それは一体…?